あがり症は克服しなくても大丈夫

こんにちは。

最近、運動不足なのでなにか体を動かすことをしないとなあと痛感しているうしだなみこです。

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さて、今回はあがり症について書いていこうと思います。

人前だとすごく緊張してしまう

「人前で話す時、いつも緊張してしまう。」

「練習したけれど、頭が真っ白にまってしまう。」

会議やプレゼン、スピーチ、またママ友との会話など、誰かの前で話すとなるといつも緊張してしまい、焦って思うように話せない。手にはじっとり汗がにじみ、足も震えてしまう。いわゆる「あがり症」と言われるものですね。

私は伝え方やコミュニケーションの講座をしています。それを伝えると、多くの人からこういう質問が来ます。

「大勢の前で話す時、緊張してうまく話せないんです。」

「どうすれば、緊張せずに話せるようになりますか。」

社会人になると、人前で自分の考えや思いを話す機会がとても増えますよね。学生時代には感じなかったそのような悩み。でも、仕事でそのような場面が多いので何とか克服したいと思う人は多いようです。

では、一体どうすればあがり症は克服できるのでしょうか。

あがることは悪いことなのでしょうか。

 

人は誰でも緊張します。

あるデータのによると、82%の人は緊張しやすいという結果も出ています。

緊張してしまうと、いくら準備していてもいつもの力を発揮できない、頭が真っ白になってしまうなど、マイナスのイメージを持つ方も多いようです。でも、緊張することは決して悪いことではありません。

ここで、人はなぜ緊張するのか、ということに注目してみましょう。

人間の自律神経には、交感神経と副交感神経といわれるものがあります。交感神経はお昼に活動する神経で、昼の神経とも言われています。逆に、副交感神経とは夜リラックスしている時や寝ている時に優位に働く神経で、夜の神経と言われています。もっとわかりやすく言うならば、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキと例えることができます。

例えば、電車に乗り遅れそうな時、何とか間に合わせようと全力で走ったとします。この時、心拍数は一気に上がり、呼吸も荒くなり、体温も上昇します。これは、GOサインを出している交感神経が働いているからです。電車に運よく乗れた後はは、もうアクセルを踏む必要はなくなったので、深呼吸をして呼吸を整えたり心臓のドキドキを落ち着かせたりします。できるだけリラックスしようと副交感神経を働かせます。いわゆるブレーキですね。

ある局面で緊張するということは、その場面に対して、アクセル、GOサインが出ているからなのです。昔、人間がマンモスに出会った時、緊張しました。なぜ緊張したのかというと、交感神経を働かせて体を興奮、覚醒させていたからです。マンモスは人間にとって大きな食糧となるものですが、それと同時に圧倒的な力の差から生命をもおびやかす脅威的な存在です。マンモスと出会った時、人間は「闘う」か「逃げる」かの準備を一瞬のうちにする必要があります。そこで、一気に交感神経が働き、緊張するのです。つまり、緊張するということは、悪いことではなくよいパフォーマンスをするための戦闘態勢に入ったということなのです。

スポーツ選手やアーティストなども、試合や本番前にこの緊張をよい意味で利用しています。逆にいえば、緊張しなければよいパフォーマンスにつながらず、結果が出せないのです。イチロー選手や錦織圭選手は「最高のパフォーマンスには緊張は不可欠」と声をそろえて言っています。緊張は、脳や身体のパフォーマンスを瞬時に高めてくれるのです。頑張りたい時に、「テンションを上げていこう!」と言ったりもしますよね。この「テンション」とは「緊張」という意味なんです。ほどよい緊張感を得ることでパフォーマンスが上がる、頑張れるということなんです。私たちは無意識のうちにこの言葉を使っていたのかもしれませんね。

ですから、緊張は悪いものではなく自分自身のパフォーマンスを最大限に引き出してくれる良いものなんですね。

あがってもこう考えることで好転する

あがってしまう、という人の心理は一体どのようなものなのでしょう。

「うまく話さなきゃ」「聞いている人を納得させなきゃ」「人前に立つと、頭が真っ白になって何も言えないかも」「みんなの期待に応えられないかもしれない」「今すぐに逃げ出したい」「格好の悪い姿をさらしてしまう」「みんなアウェイだ」「話す、と考えただけでドキドキしてしまう」

おそらく、緊張したくないと考える人の多くはこのようなことを思っているのではないでしょうか。

ここで、脳のお話を少ししましょう。脳は、現実の危険や不安と想像上のそれとの区別ができません。頭の中で上に書いたような不安要素も現実のものと思ってしまい、交感神経を働かせてしまうのです。結果、余計に緊張してしまうのです。

「うまくできないかも」という自分自身の言葉で、脳が現実の不安だと認識してしまい、自分自身の未来を不安なものに作ってしまっているのです。「できない」と思った分、パフォーマンスは差し引かれます。うまくできないかも、というマイナスになる考え方の癖をプラスの考え方へ変えていきましょう。「私はできる!」「うまくいく!」という自分自身の言葉で、脳はプラスに認識しそのような未来を作ることができます。

心のベクトルの向きを考えよう

あがってしまう背景として、「人に見られている」ということが挙げられます。自分自身が注目されて、人から見られている。見ている人は私のことをどう思っているんだろう。きっと悪い評価にちがいない。ああ、あがりたくない。このようなことを考えて、ますます不安になり緊張してしまうんですよね。これ、心のベクトルが自分自身に向いているんです。

ここで、人が話す時の目的は何かを考えてみましょう。

人が話す目的は、その相手が一人であれ大勢であれ、同じなんです。聞いてくれる相手に「伝えたいから」なんです。相手に自分の思いを伝えたい。相手のためになることをしてあげたい。その時の心のベクトルの向きは相手に向いています。

つまり、話す目的は「あがらない」ことではなく、「伝えるため」なんです。ですから、話す時にあがることは問題ではないのです。むしろ、その緊張をよいパフォーマンスを発揮できるものとして捉えましょう。

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