子どもが書く力を身につけるにはvol.3

こんにちは!

今日も元気で1日過ごす!うしだ なみこ です。

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今回は、「子どもに書く力をつけさせるにはvol.3」について書いていきますね!

 

以前書いたこちらの記事も、よかったらご覧ください。

「子どもに書く力をつけさせるにはvol.1」

https://kotonoha-create.com/child-writing1/

「子どもに書く力をつけさせるためにはvol.2」

https://kotonoha-create.com/child-writing2/

書く力をつけるにはステップがいる

子どもに書く力をつけさせるためには、どのようなことをするとよいのでしょう。ここでは、特に書くことに苦手意識のある子どもへのアプローチの仕方についてお話していきますね。

書く力は急にはつきません。少しずつステップをふんでいく必要があります。具体的には大きくこのようなことが挙げられます。

①子ども自身、自分の考えをふだんから持つようにする。

②自分の考えを自由に口に出させる。

③文の量は関係なく、自分が言ったことを書いてみる。

 

①~③は子どもが取り組むことなのですが、ここでお伝えしておきたいことがあります。この取り組みをスムーズに行うためには、子どもへの親の接し方があってこそ、ということです。

①に関しては、常に身の回りに起こることに対して「なぜ?」といった考える場面、環境を作ることです。子どもが不思議に思ったことや疑問に感じたことに安易に答えを出さないで、「どうしてかな?」と子ども自身に考えさせましょう。

②に関しては、子どもが自分の言葉で最後まで話せるように、親が先回りしたり話を途中で止めたりしないことです。どんなにつたない表現でも、子どもが自分の言葉で言えるようにしましょう。この時に大事なことは、親の意見を押し付けないということ。子どもの意見を大切に尊重してあげましょう。

③に関しては、文字の数や時間に関係なく、まずは言語化してみるということです。②で自分の意見を言えるようになってくれば、頭の中で文が組み立てられているので、それをそのまま書いていきます。この時、よくあるのが、子どもの書いた文章の量の少なさに「もっと書きなさい。」と言ってしまうこと。これは、絶対にやめましょう。一気に書きたくなくなります。親としては、何文字まで書かなくてはいけないとう条件をクリアさせたいのですが、まずは子どもが自分の言葉で文章を書けたということを認めてあげましょう。

親の接し方ひとつで書く力は伸びる

このように、書くことに苦手意識を持っている子には、親のちょっとした接し方しだいで変わっていきます。上記にも書いたように、接し方の柱としては、大きく2つ。1つ目は、親は子どもの言うことに先回りや口出しをせず、認めてあげるということ。2つ目は、あせらず長い目で見守るということ。特に2つ目の「見守る」という点。これ、言うのは簡単なのですが、実行するのはなかなか難しいですよね。すぐに結果が出ない分、見守るのもヤキモキしてしまう。しかも、書くことに取り組む時、子どもが乗り気ではなかったりする。そんな態度にイライラしてしまったりすることもありますよね。でも、ここは、ぐっと我慢してくださいね。誰だって、苦手なことには進んでチャレンジできないし、すぐに結果は表れてきません。でも、少しずつの積み重ねは必ず山になっていきます。子どもも頑張っています。気長にいきましょう。

自分の言葉を持つには

さて、ここからは「自分の言葉を持つ」という点にフォーカスして書いていきます。文章を書く時、どこからか借りてきたような言葉を並べても、読んだ人の心には響きません。それは、自分の言葉ではないから。では、どうすれば、「自分の言葉」を持つことができるのでしょう。それは、感性を磨いていくことが有効です。「感性を磨く」とは「五感」を使うということです。

五感とは、「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」の5つです。ものごとを表現する時や、何か感想を言う時に、この五感を使うのです。

たとえば、テニスボールくらいの大きさの石、雷のような声、あまいにおいのするクッキー、すべすべでやわらかいつき立てのお餅、激辛カレーを一気に食べた時のように汗が出る、といった感じです。

ただ、いきなり子どもに「五感を使おう!」と言っても伝わらないでしょう。子どもが小さければ余計にです。まずは5つの感覚の内、1つずつお話してあげましょう。子どもに説明する時は、実際になにか物を触りながら、においをかぎながら、見ながらするのが大事です。そして、先におうちの人が五感を使った表現の見本を見せてあげてください。「あ、これ、赤色と白色が混ざっていてきれいだね。」とか「ふわふわの毛だね!」といった感じです。子どもにも実際にものを触らせ、「触った感じはどんな感じがする?」や「これと同じような大きさのもの、なにかあるかな?」と質問をし、子どもに考える時間を与えてください。

これを繰り返していると、しだいに子どもも何かを表現する時、五感を使った表現ができるようになっていきます。また、親が五感を使った表現の見本を見せることは、子どもの語彙を増やすのにも役に立ちます。まだ言葉の認知力が低い子どもは「混ざるって、こういうのなんだ。」とか「あ、これがふわふわという感じなんだ。」といったように、親の言った言葉と感覚を結び付けて認知していきます。

何度も繰り返しますが、書く力は表立ってすぐには表れてきません。五感を使った表現に関しても、そうです。あせらず、子どもと接する時間、子どもが成長していく過程を楽しみながら見守っていってくださいね。そして、なによりも子どもの感じる力を大いに伸ばしていってあげましょう。

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